認知症の受診は何科?大きい病院ではなく、地域の診療所の方がいい理由

親や親戚が認知症かなと思い、医者にかかろうと思っても、何科に受診していいかわからない人が多いと思います。精神科、神経内科、脳外科、色々な科があります。その中で最も適した受診科はどこなんだろう。という疑問に答えていきたいと思います。

認知症は病気ではない?

言葉で説明するのは難しいのですが、認知症という病気ではなく、アルツハイマーや、脳血管の異常よる症状なのです。認知病ではなく、認知症と呼ばれていることからもわかると思います。認知症は症状の一つなので、医者側も認知症ですと断言できないのです。

何科にかかるのがよいか

脳の事なら脳外科じゃない?

認知症は脳の病気という認識で、脳の病気なら脳外科でしょ?という考えになると思います。しかし、一般的に脳外科は外科的な症状を見たり、手術がメインの科です。
認知症の検査には時間がかかります。忙しい脳外科はゆっくりと症状を見ている時間がないというのが現状です。

認知症で精神科にかかるのは一般的ではない

この記事をご覧になっている認知症の疑いがある家族のほとんどが認知症の初期だと思います。暴力や暴言、異食など、今まででは考えられないような行動がある場合を除き、お勧めしません。
精神科は、問題行動のある方の抑制をしがちです。しかし、介護保険制度で拘束や抑制を基本的には禁止していますので、認知症かもと思ってかかるには適していないと言えます。

かかるなら神経内科?

認知症かもと思っても実際は内科の疾患である可能性もあります。神経内科なら認知症の診断もでき、内科的な疾患だった場合もそのまま診察できます。しかし、他の疾患にも対応しているため、認知症の専門医ではない人も多いです。やはり専門医でないとちゃんとしたケアが出来ないのが現実です。

大きい病院は認知症に向かない

認知症は個別のケアがとても大事です。大きい病院になると、患者数も多く、1人の人に時間をかけられないのが現状です。認知症の症状は10分から20分でわかるような症状ではありません。検査をして、これは認知症ですねなんてことありません。認知症は病気ではなく症状だということを覚えておきましょう。

認知症診断のオススメの流れ

長谷川式認知症スケールで簡単な検査

長谷川式認知症スケールとは

長谷川和夫によって作成された簡易的な知能検査であり、主に認知症患者のスクリーニングのために用いられる。言語性知能検査であるため、失語症・難聴などがある場合は検査が困難となる。日本においては、MMSEと並んでよく用いられる。かつては長谷川式簡易知能評価スケール(はせがわしきかんいちのうひょうかスケール、HDS-R)と呼ばれていたものの、2004年4月に痴呆症から認知症へ改称されたことに伴い、現在の名称に変更されている。

wikipediaより引用

自宅で簡単にできる検査

認知症かも。と思ったらまずこの検査をして見るといいと思います。自宅でできる簡単な検査で費用もかからないので一度検査して見るといいでしょう。ただし、実際に検査をする際は答えだけでなく、答え方や、表情を見ての診断になりますので、あくまでも素人の簡単な検査として行いましょう。

自宅で10分 認知症の検査 長谷川式認知症スケールでチェック!
近年増加している認知症。自分の親、親戚が認知症になったら、もしかしたら認知症かも・・・と思っているけど自分の親や親戚が認知症だとは思いたくないのが現状だと思います。しかし、認知症の特効薬、つまり治す薬は現時点ではなく、進行を遅らせることしか出来ません。なので、いかに早く認知症の症状に気付き、進行を抑制するかが大切になってきます。

最初はかかりつけ医に相談を

素人での判断は危険です。検査で認知症の疑いがないとでても、不安ならまず相談しましょう。最初に相談をするのはいつもかかっているかかりつけ医に相談しましょう。その後適切な医者、病院へ紹介状を書いてもらい受診することで話がスムーズに進みます。

かかりつけ医がない場合は?

かかりつけ医がなく、どこに相談すればいいかわからない方は、まず地域の包括センターに相談して見ると良いでしょう。地域包括支援センターは地域の高齢者などが安心して暮らせるようにアドバイスしてくれて、適したサービスを提供してもらえます。診断された後も、要介護認定などをサポートしてくれる、ケアマネージャーの紹介などもしてもらえるのでオススメです。

全国の地域包括支援センター一覧

地域包括支援センター一覧 | 認知症予防協会
地域包括支援センター一覧 - 一般社団法人 認知症予防協会へようこそ。認知症は早期発見、早期治療が重要です。

まとめ

前述しましたが認知症は病気ではなく、症状です。まず何が原因でその症状が出ているのかを知り、適切な対応しつつ、認知症への理解を深めることが大切です。

順序としては、

  1. 自宅で検査をしてみる
  2. かかりつけ医に相談する
  3. かかりつけ医がいない場合は地域包括支援センターに相談する
  4. 認知症について理解を深める

一度専門家に相談すると、次にどうしたらいいかを教えてもらえます。一人で悩まずに、まずかかりつけ医や、地域包括支援センターに相談してみましょう。その後認知症の種類などについて理解を深めていきましょう。

認知症の種類 認知症の6割はアルツハイマー型
認知症の約6割を占めるアルツハイマーを含めこれらの3つの認知症は記憶を忘れるというより、記憶が欠落してしまうと言えます。記憶が欠落すると本人からしたら元々なかった記憶なので忘れたことを忘れてしまっています。最初は戸惑うこともあると思いますが、まず認知症をよく理解してケアしていくことが大切になってきます。

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