認知症の種類 認知症の6割はアルツハイマー型

2019年現在、65歳以上の高齢者のおよそ1/4が認知症もしくは認知症予備軍と言われています。認知症は今後も増える見込みで、いつ誰がなってもおかしくありません。認知症は治す薬、いわゆる特効薬というものはなく、進行を抑える薬しかありません。なのでどんな病気にも言えることですが、早期発見が重要になってきます。

 

認知症とは

認知症とは病名ではなく、病気による疾患です。記憶、認識、判断の能力が低下している状態のことを指します。

この状態になる原因として、おもに、アルツハイマーや脳血管の損傷、レビー小体という特殊な変化などによって認知症の症状が出ます。

認知症の理解

中核症状

認知症の種類は違えど、全ての認知症患者に共通して見られるのがこの中核症状。主な症状として、記憶障害、見当識障害、認知機能障害が挙げられます。
記憶障害は文字通り記憶の喪失、欠落などが見られます。
見当識障害は時間や場所がわからなくなったり、知り合いの顔をみても分からなかったりします。
認知機能障害は判断力の低下など、自分で考えるということが出来なくなっていきます。

これら中核症状は認知症の方全てに見られる症状だと言われています。

周辺症状

周辺症状はBPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)とも言われ、周辺症状と違い、患者や、認知症の種類などによって、発症したりしなかったりします。主な症状として、幻覚、幻視、妄想、徘徊、異食などが見られます。

 

認知症の種類

前述しましたが、認知症の症状が出る原因は主にアルツハイマー脳血管の損傷レビー小体という特殊な変化によるものなどの3つあります。それぞれに特徴があり、ケアの仕方も変わっていくので、しっかりとした情報で理解を深めることが必要になってきます。

 

アルツハイマー型認知症

脳が萎縮していくアルツハイマー病から出る症状の一つで、認知症の6割はこのアルツハイマー型と言われています。

見当識障害や記憶障害などと言った認知障害によって生活に支障をきたします。
特徴としては比較的ゆっくり進行していきます。しかし、ゆっくりとはいえ、認知障害により日常生活に支障をきたし、重度になってくると、食事ができなくなったり、意思の疎通も困難になってきます。症状が悪化してくると被害妄想や、幻覚、幻視、異食などのBPSDが見られるようになってきます。

脳血管性認知症

アルツハイマー型と大きく違うのは突然発症するというところです。突然発症と言えども、やはり原因があります。

主な要因として脳梗塞や脳出血など脳の血管に異常きたした場合に発症します。その結果後遺症として、認知機能に障害が残り認知症と診断されます。異常をきたした場所により、症状は変わるため、これといった症状がないのが特徴です。

レビー小体型認知症

症状的にはアルツハイマー型とよく似ており、進行していくにつれ、被害妄想や、幻覚、幻視、異食などのBPSDが見られるようになってきます。アルツハイマー型と大きく違うのは、パーキンソン症状に似た筋肉の萎縮などで小刻みに歩くようになったり転倒しやすくなります。他の認知症に比べて進行が早いというのも特徴的です。

まとめ

認知症の約6割を占めるアルツハイマーを含めこれらの3つの認知症は記憶を忘れるというより、記憶が欠落してしまうと言えます。記憶が欠落すると本人からしたら元々なかった記憶なので忘れたことを忘れてしまっています。最初は戸惑うこともあると思いますが、まず認知症をよく理解してケアしていくことが大切になってきます。

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認知症の接し方~言葉でいうのは簡単だけど実際は難しい~
いくら言葉や文字で説明しても、人それぞれ症状は違いますので、上記のやり方が全て正しいわけではありません。それでも基本的な接し方なのは間違いないです。 認知症の方は記憶が欠落します。忘れるのではなく、もともと無かったことになるので、ご飯を食べた後にご飯を食べていないと言っても、さっき食べたでしょなんて言わず、まず受け入れ、話をそらして、違う話をしましょう。

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