認知症は物忘れから 疑うべき4つの行動

カイゴのコラム

2012年、認知症の患者数は約460万人。認知症予備軍は400万人と言われ、高齢者の約1/4が認知症又は認知症予備軍とされています。
高齢になると脳機能の低下で認知症ではなくても物忘れなどが出てくると思います。

では、認知症と疑うべき行動はどんなものがあるのか、解説していきたいと思います。

 

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認知症の物忘れと高齢による物忘れの違い

 

同じ物忘れでも、認知症の物忘れと高齢による物忘れは全くの別物です。簡単に言うと、高齢の物忘れはうっかり忘れる認知症の物忘れはしっかり忘れる

ということです。

 

高齢による物忘れ

「あの人の名前なんだっけ?」「通帳どこにしまったっけ?」などのうっかり忘れは高齢による物忘れだと言えます。それは高齢者に限らずとも起こりえます。人の記憶力はある程度の年齢を過ぎると、衰退していきます。人によって個人差はありますが、忘れてしまうことはごく普通のことなのです。

忘れていることを自覚していれば高齢による物忘れと言ってもいいでしょう。

 

認知症による物忘れ

一方、認知症の物忘れは忘れていることを自覚していないということが多いです。知っている人の名前ではなく「あの人誰?」とその人自体が誰かわからなくなったり、通帳をしまったこと自体を覚えていなかったりします。約束を忘れると言うより、約束をしたこと自体を忘れるという感じです。こうなると約束したのにと言っても言われた方は約束したこと自体を忘れているのでそんな約束していないと怒ったりします。

認知症は自分では気付かない

認知症の方は忘れていることを忘れているので、自分が認知症かも・・・と思うことはありません。「最近物忘れが激しいから認知症かな?」と本人が思っている場合は基本的に大丈夫です。
認知症かどうかは周囲の人が気づいてあげないといけません。同居している人なら気付けるかもしれませんが、たまに会うような人はなかなか気付けないかもしれません。

 

認知症の疑いのある人とあまり顔を合わせられない場合

予防、確認としては、「○日○時に行くよ」など会いに行く約束をして、来ること自体を忘れていたら要注意です。心配な方は会いに行く予定を立ててそのことを忘れていないかということを確認しましょう。

 

認知症の疑いがある人と同居している場合

一緒に住んでいればおかしいと気付くかもしれませんが、やはり、忘れていることに気付いているかどうかの確認が必要です。
買い物を頼んだとして忘れるとしたら、買って来るのを忘れたのか、買い物を頼まれたことを忘れたのかが重要です。

「あ、忘れちゃった」と言うのか、

「頼まれてない!」と言うのかの違いです。

知識があれば気付くことが可能です。

 

まとめ

認知症かも?と疑うべき行動は

  • 日常生活に支障がある
  • 物忘れを自覚していない
  • 怒りっぽくなった
  • 判断力の低下

の4つです。

日常生活に支障がある場合はガスコンロの火をつけたこと自体を忘れたり、頼まれたこと自体を忘れたりするなど、体験したこと自体を忘れてしまうため、その人にとってはなかったことになっています。そのため、言ったでしょ?や、やったでしょ?と言っても本人の記憶では言っていないし、やっていないので、怒ったりします。あなたも頼まれてもいないことを自分のせいにされても納得いかないですよね?

冤罪に少し似ています。
犯罪を犯した覚えはないのに、犯人扱いされたら嫌になったり、怒ったりしますよね?
認知症の患者はそれと同じ経験をしていると言えます。

自分の親や祖父母が認知症かもしれないなんて思いたくないと思いますが、認知症は現時点では治すことが出来ず、進行を抑えることしか出来ません。そのため、早期発見がとても大事です。

上記の4つに当てはまるようなら、まず、下記の自宅でできる簡単なチェックをしてみましょう。

自宅で10分 認知症の検査 長谷川式認知症スケールでチェック!
近年増加している認知症。自分の親、親戚が認知症になったら、もしかしたら認知症かも・・・と思っているけど自分の親や親戚が認知症だとは思いたくないのが現状だと思います。しかし、認知症の特効薬、つまり治す薬は現時点ではなく、進行を遅らせることしか出来ません。なので、いかに早く認知症の症状に気付き、進行を抑制するかが大切になってきます。

 

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