ショートステイの仕事内容とは?知らなきゃ損する介護の仕事

介護士の仕事内容
  • ショートステイの仕事内容は?
  • ショートステイって何をするの?
  • 私にもできるかな?

といった疑問にお答えします。

確かな知識を持って選択肢を出来る限り増やすことで自分に合った働き方ができるようになります。

タイムスケジュールなどを使ってわかりやすく説明していきます。

この記事を読むと以下のことがわかります。

この記事でわかること

  • ショートステイの仕事内容
  • 単独型と併設型の違い
  • 正社員、パート、派遣の仕事内容
  • ショートステイの仕事に向いてる人、向いていない人
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ショートステイとは


短期入所生活介護ともいわれており、利用できる方は65歳以上の高齢者、又は40歳~64歳で要支援・要介護認定を受けている人が対象の短期型の宿泊施設です。

ショートステイには単独型と併設型の2つのタイプがあり、単独型はショートステイ専門の宿泊施設で、併設型は特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などの高齢者施設に併設されており、併設されている施設の部屋に宿泊することになります。

ショートステイの特徴としては要支援・要介護度によって利用期間が変わり、要支援の場合連続して宿泊できるのは9~18日、要介護の場合は24~30日となっております。原則として連続で利用できる期間は30日となっていますが、31日目を全額自費で払うことによって継続して宿泊することもできます。

ショートステイの利用の目的としては、家族の介護負担軽減を目的とする他、同居する家族が旅行や、冠婚葬祭などの用事がある時など、利用者が自宅で一人になってしまうのを防ぐ目的があります。

ショートステイの仕事内容とは

単独型と併設型で仕事内容も違いますが基本的には、食事介助や入浴介助、排泄介助のような身体介護や掃除や洗濯など、身の回りのお世話をすることも仕事としてヘルパーが行います。

ショートステイは短期入所生活介護の他に、医療型ショートステイ(短期入所療養介護)というものもあります。違いとしては、短期入所生活介護が日常生活の支援がメインなことに対して、短期入所療養介護はリハビリや医療的なケアを目的としています。

単独型ショートステイ

単独型ショートステイは完全にショートステイだけの事業所で、行う内容としては、入所日、退所日の送迎や食事介助、入浴介助、排泄介助など、日常生活の支援を行うことが目的となっております。

その他にも利用者の状態に合わせて、レクリエーションや体操といった余暇も提供します。

 

併設型ショートステイ

併設型ショートステイは主に特養や老健に併設されており、基本的は、特養に併設されているショートステイは短期入所生活介護、老健に併設されているショートステイは短期入所療養介護と分類され、特養なら特養、老健なら老健、それぞれの施設の仕事を行うことになります。

特別養護老人ホームと介護老人保健施設の仕事内容は別の記事に記載してあります。

正社員の仕事内容

ショートステイの正社員の仕事内容として単独型と併設型の違いを交えて説明します。

単独型ショートステイの仕事は基本的に他の入所型施設と変わらず、食事介助、入浴介助、排泄介助などの身体介護や掃除、洗濯などの身の周りのお世話です。

他に施設との違いと言えばショートステイは在宅サービスに分類されるため、利用者が施設に来る時や自宅に帰る時の送迎があります。

その他にも、居宅のケアマネージャーとの連携や契約、担当者会議への出席などもあります。

基本的には責任者がおこなうことになりますが、人数が多くなってくると正社員がおこなうこともあります。

併設型の仕事内容も基本的には単独型と変わりありませんが、併設型のショートステイは併設する施設の仕事に付随するため、特養に併設しているなら特養の仕事、老健に併設しているなら老健の仕事をおこないます。

特養と老健の仕事はこちらを参考にしてください。

参照:特養の仕事内容とは?知らなきゃ損する介護の仕事

参照:老健の仕事内容とは?知らなきゃ損する介護の仕事

ショートステイの正社員は不規則な勤務に加え、夜勤もあるため大変なこともあるので体を壊さないように気を付けましょう。そのほかにも利用者の荷物などを忘れてしまうとクレームなども言われたりするので、しっかりと確認することが大切です。

パートの仕事内容

ショートステイのパートの仕事は基本的に正社員と同じですが、正社員との違いはその責任の重さでしょう。

もちろん責任感はパートでも持たないといけませんが、基本的にはパートは契約や担当者会議への出席はありません。

ですので、施設内で身体介護や身の周りのお世話がメインになってくるでしょう。

派遣社員の仕事内容

ショートステイの派遣の仕事も基本的には正社員やパートと同じですが、派遣の仕事には夜勤専従という働き方もあります。

夜勤専従というのはその名の通り、夜勤の仕事をメインにおこなう働き方です。

夜勤専従という働き方がある背景としては、介護職員(主に直接雇用の職員)の負担を軽減するため、直接雇用の職員には日中の支援に力を注いでもらい、比較的仕事が少ない夜勤は派遣社員に働いてもらおうという理由があるからです。

比較的仕事が少ないと話しましたが夜勤は利用者の状況によって仕事の量が増えることがあります。

たとえば、単純に利用者の人数が多かったり、コールが頻繁に鳴ったりすると、より大変になります。

しかし給料としては夜勤1回につき約23,000円~27,000円支払われるので夜だけ働きたい方にはおすすめですのでぜひチャレンジしてみてください。

近年では夜勤専従という働き方が増えてきています。特に男性の方が多く昼間は自分の趣味や家族との時間に使うという人が多いようです。
参考:ショートステイの給料を徹底解説!人には聞けないお金の話

ショートステイはどんな人に向いているか

併設型は併設されている施設に依存するため、今回は単独型のみにスポットを当てていきます。

ショートステイに向いている人

利用者の中には一週間に一泊、土曜日だけ宿泊する人など、入れ替わりが頻繁にあり、その都度、名前や利用者の状態をを覚えたりしなくてはならないため、名前をすぐに覚えられる人や几帳面な人に向いています。

また、入所日に整理をしたり、退所日に荷造りなどをするため、整理整頓が得意な方にも向いています。

ショートステイに向いていない人

利用者の入れ替わりが激しいため、名前を覚えるのが苦手だという人や決まった利用者をずっと支援したいという人には向いていないかもしれません。

また、夜勤があるので夜が苦手だという人にも向いていないと言えます。

 

Check!

ショートステイに向いている人

  • 整理整頓が得意な人
  • 几帳面な人
  • 名前を覚えることが得意な人

ショートステイに向いていない人

  • 夜が苦手な人
  • 決まった利用者をずっと支援したい人
  • 名前を覚えることが苦手な人

おわりに

単独型もあると説明しましたが、ほとんどのショートステイは併設型です。平成27年度シのョートステイの事業所数は10152事業所でそのうち単独型は1134事業所と全体の11.3%ほどしかありません。

前述したように、併設型でも日常生活のためのショートステイと医療目的のショートステイがあるため、仕事内容も働く施設によって全く違います。

どちらにせよ、ショートステイなどの介護施設で働く際には臨機応変に対応できる柔軟さが必要です。

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