こちらの記事は以前の続きです。
よかったらこちらから読んでみてください。
さて、前の記事で、
辞めることを選んだ私ですが、
特にこれといってやりたいこともなく、
結局また介護をやることになるんですが、
前の職場よりは給料もよく、
労働環境も特に気になるところはありませんでした。
日々の仕事にも慣れ、利用者や職員にもかわいがってもらい、
役職も付き給料も多少、上がりました。
正直、居心地がよかったです。
ですが、ある日、同じ介護職をやっている、30代後半のいとこ(男性)が
介護職を辞めたと聞きました。
10年以上勤めた施設で昇格し、管理職になって
管理職手当3万円がついたにもかかわらず。
なぜか。
給料が減ったからです。
3万の手当てがついたのに?
彼は30歳で結婚して、子供がいました。
なぜ給料が減ったのか。
それは、介護職にはよくあることなのです。
施設での介護は必ずといっていいほど夜勤があります。
夜勤1回につき、場所によりますが、
約5000円から10000円程度の夜勤手当というものが付きます。
彼の施設の夜勤手当は12000円。
いいほうだと思います。
その夜勤を月6回。夜勤手当の合計は72000円でした。
しかし、管理職になり、
「何かあった時のために夜勤はやらないで欲しい」
と言われ、夜勤をやらなくなったそうです。
すると、仮に基本給が20万だとすると、
夜勤をやっていた時の彼の給料は27万2千円。
管理職手当が3万ついて夜勤をやらなくなった時の彼に給料は・・・
23万円。
4万円以上も下がっていたのです。
夜勤がないから肉体的には楽だとはいえ、
書類などの記入も増えて、
スタッフもまとめないといけなくて、
何かあったら、呼び出されて、
もちろん責任も増え、
今までより4万減る。
彼は長年やっていた施設を辞め、転職していきました。
あなたならどうしますか?
それでも頑張って続けられますか?
よくよく考えたら、4、50代の男性で長年現場に出ているベテランの職員っていないんじゃない?って思って、
その事実を知った私は人生についていろいろ考えるようになりました。
お金のことから、体のこと。
「いくつまで現場で働くんだろう」
「夜勤手当がなくなると・・・」
私は将来が不安でしょうがなくなりました。
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