今回は以下のことについて解説していきたいと思います。
- 介護士は底辺なのか?
- そもそも介護の仕事はなぜ底辺だと思われるのか
- 介護士が底辺だと思われないためには?
私個人の主張としては
- 介護の仕事に誇りを持つべき
- 誇りを持てないなら辞めるべき
と思っています。
理由は、どんな仕事も人の役に立っていて、その仕事がないと成り立たなくなってしまいますし、誇りを持てないのであればモチベーションも上がらず、無駄な毎日を送ってしまうからです。
私自身10年間介護をやってきましたが、正直介護の仕事に誇りを持てるようになったのは最近です。
最初の5、6年はなんで介護なんかやっているんだろうと思いながら、代り映えのない毎日を送っていましたが、ある職場を見つけたことによって介護の仕事に誇りが持てるようになりました。
以上のことを具体的に説明していきたいと思います。
介護士の仕事は底辺なのか?
結論から言うと、介護の仕事は底辺ではありません。
そもそも、職業に底辺というものはありません。どんな仕事もだれか役に立っていているからこそ報酬という形でお金が支払われるのです。
底辺だと思っている人の大半が介護の仕事についたら3日と持たず辞めていくことでしょう。
介護士はなぜ底辺だと思われるのか
介護士は底辺ではないと話しましたが、介護士は底辺だと思っている人がいるのも事実です。
ではなぜ、底辺だと思われてしまうのか。それは、以下の理由が考えられます。
- 給料が安い
- 資格がなくても働くことができる
- 介護士の犯罪がニュースに取り上げられることが多いから
底辺だと思われる理由その1 給料が安い
介護士が底辺だと思われる理由の一つが、給料が安いからです。
不規則な勤務に加え夜勤もあるにもかかわらず、正社員で手取り15万円ももらえない人もたくさんいます。
世の中の大半の人は給料などの収入で格差をつけたがります。
自分のほうが給料を多くもらっている。そんなに働いているのにそれだけの給料なの?と言ってくる人もいます。
給料も多さはその人の価値を表すものではありません。その市場にどのくらいの予算があるかで決まります。
残念ながら、介護市場の9割が介護保険という公費を使っていますし、どんどん高齢化社会になっていますので、一人ひとりの単価が少なくなってしまうのです。
しかし、だからと言って給料の低い仕事が底辺だということにはなりません。
介護士だって立派な職業です。
底辺だと思われる理由その2 資格がなくても働くことができる
給料が安いことに加えて資格がなくても働くことができるということも底辺と思われる理由の一つです。
現状、介護職員の人手が足らず、事業所も猫の手も借りたい状態のところも少なくありません
実際、介護の仕事に就くだけなら誰でも働くことができてしまいます。このことから、介護の仕事に就くことが最終手段だと思われることも多く、底辺だと思われる理由の要因になってしまいます。
底辺だと思われる理由その3 介護士の犯罪がニュースに取り上げられることが多い
最近、介護が社会問題になっているので介護施設での事件がニュースに取り上げられることが多くなってきました。
そのニュースが取り上げられれば取り上げられるほど、「また介護士の事件」かと思う人が増えてきてしまいます。
そうなることによって、介護士は”ろくなやつがいない”と思われてしまい、介護士は底辺だという認識を持たれてしまいます。
事件を起こす人は一部ですのでその一部の人のせいで介護士とひとくくりにされてしまうのは悲しいですよね。
自分自身、介護士を底辺だと思っているなら辞めるべき
自分自身が介護士は底辺だと思っているなら今すぐにでも辞めるべきです。
この場合の辞めるべきとは、今の職場を辞めるべきということです。
介護が底辺だと感じていて、自分は自信をもって介護の仕事をしていると思えないのであれば、間違いなく働いている職場が悪いです。
最近では、処遇改善加算という国の制度ができ、介護士の給料のみならず、働きやすい環境を整えるようになってきました。
処遇改善加算は職員が働きやすい環境の施設や事業所でないと取得することができません。
逆を言えば処遇改善加算を取得している施設や事業所は働きやすい環境ということになります。
今の職場で介護の仕事に誇りを持てていないのであれば、処遇改善加算を取得している施設や事業所で働くことを強くおすすめします。
参考:処遇改善加算とは?知るだけで人生が変わる知らないと一生会社の奴隷
おわりに
私は、自分が底辺の仕事をしているとは思っていないし、介護職が底辺だとも思っていません。
休みも多くて、給料も30万以上もらってる私が底辺でしょうか?
確かに職場によっては給料も低く、残業もたくさんある施設もあります。
しかし、そこで働かないといけない理由はありません。
そういった施設で働いている人は、きちんと自分のことを考えて、行動しましょう。
きちんとした仕事の探し方をすれば必ず好条件の職場が見つかりますのであきらめないでトライしてみましょう。
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